【実体験】ロングダウンコート、まさかの「ダサいおばさん」認定
あれは数年前の冬、当時30代前半だった私。某ハイブランドのロングダウンコートに憧れて、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したんです。
モデルさんがスラッと着こなしている姿を見て、「これさえあれば私もスタイリッシュな大人女子になれる!」と信じて疑いませんでした。
意気揚々と届いたダウンを着てみると、鏡に映ったのは想像と全く違う自分。
まず、サイズ感が致命的でした。普段S〜Mサイズを着ることが多いのですが、真冬の重ね着を考慮してMサイズを選んだのが間違い。
肩幅は合っているものの、身幅が妙にぶかぶかで、着丈もひざ下まであるデザインが私の身長(158cm)には長すぎたんです。
まるで「着られている」感が半端なく、ダウンのボリュームも相まって、全体的にモコモコとしたダルマのようなシルエットに。全然おしゃれじゃない、むしろダサい。
さらに追い打ちをかけたのがコーディネートです。
寒いからと、中に厚手のニットを着て、ボトムスもカジュアルなワイドパンツ。足元はスニーカーでした。
結果、全身がボリューム満点になり、着膨れ感がMAXに。
ハイブランドのコートなのに、なぜか近所のスーパーに行くような「生活感あふれるおばさん」に見えるんです。
周りから「それ、お母さんの借りてきたの?」と冗談交じりに言われた時は、本当にショックでした。高かったのに、こんなに「ダサい」失敗をするなんて…。
結局、そのダウンはほとんど着ることなく、クローゼットの奥にしまい込んでいます。
なぜこんなにダサくなったのか?
この失敗、今振り返ると原因はハッキリしています。
まず、サイズ選びの失敗。
オーバーサイズがトレンドだったとはいえ、ダウンの特性を理解していませんでした。
ダウンコートは元々ボリュームがあるため、自分のジャストサイズ、もしくは少しタイトなくらいが本来はきれいめに見えます。
特にロング丈の場合、中途半端に大きいサイズを選ぶと、必要以上に着膨れして見え、「ダサい」印象を与えてしまいます。
私の場合は、着丈と身幅のバランスが完全に崩れていましたね。
次に、コーディネートの誤り。これも致命的でした。
ロングダウンコート自体がカジュアルでボリュームのあるアイテムなのに、インナーに厚手のニット、ボトムスにワイドパンツ、足元にスニーカーと、すべてをカジュアルかつボリュームのあるアイテムで固めてしまったこと。
これでは全体が重たく、ずんぐりむっくりしたシルエットになるのは当然です。
本来は、どこかに「抜け感」や「引き算」の要素を取り入れるべきでした。
例えば、インナーは薄手のタートルネック、ボトムスはスキニーや細身のテーパードパンツ、足元はヒールのあるブーツなど、IラインやYラインを意識したメリハリのある着こなしにするべきだったんです。
当時の私は、防寒ばかりを重視し、全体のバランスやスタイルの見せ方を全く考えていませんでした。
結果として、まさかの「ダサいおばさん」になってしまったわけです。
どう対策したか
この苦い経験から、ロングダウンコート選びの基準は激変しました。
まず、一番重視するのは「丈感とシルエット」です。
158cmの私には、ひざ下丈は長すぎてバランスが悪かったんです。今は、ひざ上〜ひざ丈のミドル丈を選ぶか、ロング丈ならウエストシェイプやサイドスリットで着膨れしないデザインを厳選。
多少高くても、似合う形を長く着る方が断然いいと痛感しました。
全身が「ダサい」着膨れにならないよう、どこかでボリュームを抑える工夫はマストです。
流行もいいけど、結局は「自分に似合うか」「どうすればスタイル良く見えるか」が一番重要。
あの「ダサいおばさん」認定は、私を成長させてくれた最高の学びでした。
僕が考えるロングダウンコートを選ぶ際の対策は後述しています。
ロングダウンコートが残念に見えるNGパターン
1. サイズ選び失敗!「着られている感」でマジダサい
どんなにトレンドのデザインや上質な素材のダウンコートを選んだとしても、サイズが合っていなければ、その魅力は半減どころか「ダサい」印象を与えてしまいます。
肩落ち・身幅ぶかぶかでずんぐりむっくり
肩が落ちてしまったり、身幅がぶかぶかだったりすると、まるで子供服を着ているかのような不恰好さ。
特にロングダウンはボリュームがあるので、サイズが合わないと「ずんぐりむっくり」としたシルエットになり、せっかくのコートが台無しです。
おしゃれとは程遠い、まさに「ダサい」着こなしになってしまいます。
ボリュームで「ずんぐりむっくり」に
これが、いわゆる「ずんぐりむっくり」としたシルエットに繋がり、ダウンコートの持つ洗練された雰囲気が台無しになってしまいます。
ロング丈のダウンコートは、それ自体にボリュームがあるため、サイズがぶかぶかだと、まるで体が服の中に埋もれてしまったかのような状態に。これでは、せっかくのおしゃれなコートも台無し。
洗練された印象とは程遠く、「ダサい」着こなしになってしまうので、注意が必要です。
2. 全身カジュアル!「ご近所おばさん」感で大ダサい
ロングダウンに厚手ニット、ワイドパンツ、スニーカー…これ全部カジュアルでボリュームのあるアイテムですよね?それらを重ねると、悲惨なことに。
着膨れと生活感が「大ダサい」の素
見るからに着膨れして、まるで近所のスーパーに買い出しに行くような「生活感あふれるおばさん」に見えてしまいます。
せっかくのハイブランドダウンも、これでは「大ダサい」の一言。どこかに抜け感やきれいめ要素を入れないと、おしゃれには見えません。
抜け感・きれいめ要素の重要性
どこかに抜け感やきれいめ要素を入れないと、おしゃれには見えません。
全身をカジュアルアイテムで固めてしまうと、ダウンコートの持つ上品さが失われ、残念な印象になってしまうので気をつけましょう。
3. 体型無視!着こなしを知らないとダサい
自分の身長や体型を考慮せず、ただ流行りのロング丈を選んでしまうのもNGです。
バランス崩壊で重心が下がると残念な印象に
例えば、小柄な方が丈の長すぎるダウンを着ると、バランスが悪く、重心が下がって見えてしまいます。
また、ウエストのくびれがないストレートなシルエットのダウンを選んだ場合、着膨れ感を助長し「残念な印象」に。
自分の体型を理解せず、ただ流行を追うだけでは、せっかくのダウンも残念な結果に終わります。
ストレートシルエットは着膨れの原因に
また、ウエストのくびれがないストレートなシルエットのダウンを選んだ場合、着膨れ感を助長し「残念な印象」に。
自分の体型を理解せず、ただ流行を追うだけでは、せっかくのダウンも残念な結果に終わってしまいます。
【解決策】「ダサい」を「おしゃれ」に変えるロングダウンコート着こなし術
あの「ダサい」ロングダウンコートの失敗談とNGパターンを踏まえ、今度こそ「おしゃれ」に見せるための秘訣を3つ、お伝えします。
1. 丈感とシルエットを攻略!「着られている感」を払拭せよ
ロングダウンコートが「ダサい」に見える最大の原因は、サイズ選びの失敗による「着られている感」です。
特に小柄な方は、丈が長すぎるとバランスが悪く見えてしまいます。
ジャストな着丈でスタイルアップ
身長158cmの私の場合、ひざ下まであるロング丈は避けるか、ひざ上〜ひざ丈のミドル丈を選ぶのが正解でした。
ロング丈を選ぶなら、ウエストがキュッとシェイプされたデザインや、サイドにスリットが入っていて歩きやすいものを選ぶと、着膨れせずすっきり見えます。
多少値が張っても、自分の体型に「似合う形」を見つけることが、結果的に「おしゃれ」への近道になります。
試着はマスト!オンラインなら採寸比較を
購入前は必ず試着し、肩や身幅がぶかぶかせず、程よくフィットするかを確認しましょう。
オンラインで購入する際は、手持ちのジャケットと着丈や身幅、袖丈を徹底的に比較すること。
このひと手間が、「ダサい」を回避し、洗練された印象へと繋がります。
2. 「引き算」を意識!カジュアルに上品さをミックスせよ
ロングダウンコート自体がカジュアルでボリュームのあるアイテム。
そこにカジュアルなアイテムを重ねると、途端に「ご近所おばさん」感が出て「ダサい」見えに。
大切なのは、抜け感とドレス要素のミックスです。
細身インナーとIラインボトムスが鍵
ダウンのボリュームを考慮し、インナーは薄手のトップスを選び、首元をすっきりと見せましょう。
ボトムスは、ワイドパンツではなくスキニーパンツや細身のレギンスパンツを選ぶことで、縦のラインを強調するIラインシルエットが作れます。
これで全身のバランスが整い、着膨れ感を抑えられます。
足元と小物で品格アップ
足元はスニーカー一辺倒にせず、ヒールのあるブーツやパンプスを選ぶと、足長効果と都会的な抜け感が生まれます。
ミニマルなハンドバッグや、上品なアクセサリーを加えるのも効果的。
カジュアルなダウンコーデに、これらの「きれいめ」な要素をプラスすることで、一気に「おしゃれ」な大人の女性へと昇華できます。
3. 「自分軸」で選ぶ!流行より「似合う」を最優先せよ
流行に飛びつくのは楽しいものですが、それが「ダサい」に繋がることも。本当に「おしゃれ」な人は、流行を自分らしく消化し、「自分に似合うか」を最優先しています。
体型と雰囲気に合わせた賢い選択
雑誌やSNSで見たモデルさんが着こなしているからといって、そのまま自分も似合うとは限りません。
自分の身長や体型、普段のファッションスタイルにロングダウンコートが本当に合うのか、冷静に見極めることが重要です。
無理に流行を追うのではなく、自分の体型を最もきれいに見せるデザインや、既存のワードローブに馴染む色を選ぶ方が、結果的に長く愛用できるおしゃれなアイテムとなります。
自信が「おしゃれ」を完成させる
どんなに高価なダウンでも、自分に似合わないものを着ていては自信が持てず、「ダサい」オーラが出てしまいます。
逆に、自分の魅力を引き出すアイテムを選び、自信を持って着こなすことこそが、どんな流行にも左右されない、真の「おしゃれ」を完成させるのです。
まとめ
ロングダウンコートを格好良く着こなすには、まず丈感とシルエットが命。
「着られている感」を払拭する自分の体型に合った“ジャストなオーバーサイズ”を見つけましょう。
次に、全身カジュアルはNG。インナーやボトムスでドレス要素を加え、革靴やブーツで足元を引き締めると、一気に洗練された印象になります。
最後に、流行に流されず「自分に似合うか」を重視。体型やスタイルに合った着こなしが、本当のおしゃれへと繋がります。
この3点を押さえれば、あなたのロングダウンはもう「ダサい」なんて言わせません。
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