おじさんが短パン履くのはダサい?どうすればかっこよく着こなせるか

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【実体験】おじさんの短パン

忘れもしない、3年前の夏。
当時、流行りの膝上丈の短パンを履いて、意気揚々と友人のバーベキューに参加したんです。

その短パンは、少し奮発して買ったイタリアブランドのもので、モデルさんが履いているのを見て「これだ!」と直感したんです。
色も夏らしい鮮やかなターコイズブルーで、トップスは白のTシャツ、足元はデッキシューズという、自分では完璧なコーディネートだと思っていました。

しかし、バーベキュー会場に着いてすぐに異変に気づきました。

周りを見渡すと、同年代のおじさんたちは皆、膝下丈かクロップドパンツ。
膝上丈の短パンを履いているのは、大学生くらいの若い子ばかりでした。

そして何より、自分の足が妙にムチムチして見える。
鏡で見たときはあんなにスタイリッシュに見えたのに、太陽光の下ではまるで大根足。
さらに、しゃがむと、太ももがパンパンに張って、見るも無残な姿に。

こんな感じ

友人たちは、当初こそ「お、攻めてるね!」と声をかけてくれましたが、時間の経過とともに、その視線は明らかに変わっていきました。どこか探るような、あるいは困惑したような視線が、私の心に突き刺さったのです。

特に痛烈だったのは、友人のお子さん(小学生)に「おじちゃん、その短パン、変!」と無邪気に指摘された瞬間でした。恥ずかしさでその場に穴があったら入りたいほどで、終始落ち着かず、座ってばかりいました。

せっかくのバーベキューも全く楽しめず、あの日は本当にダサい自分を呪いましたね。

サイズと体型への誤解が原因

あのダサい失敗には、いくつかの要因があったと分析しています。

当時、モデルさんはスラっとした細身の体型でしたが、私はどちらかというとガッチリ体型。

流行の膝上丈は、脚のラインを強調するため、体型によってはかえってダサく見えてしまうことを理解していませんでした。

特に、太ももが張っているタイプには不向きだったんです。

購入した短パンは、綿100%でハリのある素材でした。これもまた、体型を拾いやすく、よりムチムチ感を強調してしまった原因です。もう少しドレープ感のある素材や、ストレッチの効いた素材を選ぶべきでした。

バーベキューというカジュアルな場ではありましたが、友人家族もいる中で、あまりにも攻めすぎた丈の短パンは適切ではありませんでした。

周囲の年齢層や、その場の雰囲気に合わせた選択ができていなかった点が、最もダサかった原因だと反省しています。

恥ずかしながら、「若く見られたい」という気持ちが先行しすぎていました。流行を取り入れれば若々しく見えるだろうという安易な考えが、結果的に「若作り」というダサい方向に繋がってしまったんです。

どう対策したか

短パンをおしゃれに着こなすには、流行の波に乗ることよりも、自分自身の体型や年齢に真にフィットするものを選びそれを品格を持って着こなすことこそが何よりも重要だということです。

一時的なトレンドを追いかけるだけでは、かえって「若作り」に見えたり、体型とのミスマッチから「ダサい」印象を与えてしまうリスクが常に伴います。

むしろ、自分の身体のラインを理解し、年齢にふさわしい落ち着きと清潔感を兼ね備えた短パンを選ぶことで、無理なく、そして自然体で洗練された夏のスタイルを確立できるのです。

僕が考えるおじさんの短パンを選ぶ際の対策は後述しています。

おじさん短パンが残念に見えるNGパターン3選

僕のダサい失敗談を基に、「おじさん短パン」が残念に見えるNGパターンを3つにまとめました。どれも過去の私が陥っていた、ダサい落とし穴です。

1. 流行アイテムをそのまま真似して「似合わない」コーデに

モデルと同じ服を着ても、おしゃれにはならない

「流行っているから」「モデルが着ていたから」といった理由だけで服を選ぶのは、中年男性にとって危険な落とし穴。

特に短パンのように体型が出やすいアイテムは、自分に似合うかどうかをしっかり見極める必要があります。

私も過去に、モデルの真似をして超ショート丈の短パンを履いたことがありますが、肌の露出が多すぎて「無理してる感」が出てしまい、場の雰囲気からも浮いてしまいました。

若者には似合っても、40代以降の体型や雰囲気には合わないことも多いのです。

原色や蛍光色など派手なカラー、ストリート系のダボっとしたシルエットも要注意。着こなしを誤ると「若作り」「部屋着っぽい」といった残念な印象になってしまいます。

「似合う」から逆算して考えるのが大人の正解

トレンドをそのまま追うのではなく、「自分に似合うか」を基準に選ぶのが、大人のファッションの基本です。試着したら鏡だけでなく、スマホで全身を撮って客観的にチェックすると、意外な気づきがあることも。小さな工夫で、大きな失敗を防ぐことができます。

流行っているから、モデルが着ていたからという理由だけでアイテムを選んでしまうのは、中年男性にとって、最も危険なファッションの落とし穴です。特に短パンのように露出が多く、体型がダイレクトに出るアイテムは、「自分に似合うかどうか」をしっかり見極める必要があります。

2. 素材感がカジュアルすぎる・シワだらけの「手抜き感」

バーベキューで、私が履いていたハリのある綿素材の短パンもそうでしたが、例えばスウェット素材や、リゾート感の強いテロテロした素材、あるいはすぐにシワになるような安っぽい素材の短パンは要注意です。いくらカジュアルなアイテムでも、素材選びを間違えると、途端に残念な印象になります。

スウェットやテロテロ素材の落とし穴

特に、部屋着のような、スウェット短パンで街中を闊歩しているおじさんは、一気にダサい「手抜き感」が出てしまいます。きちんと感がなく、清潔感も損なわれがちです。

シワだらけは論外

アイロンもかけずに、シワだらけの短パンなんてもってのほか、ダサすぎます。服の手入れが行き届いていないだけで、全体の印象がだらしなく、清潔感がないと見られてしまいます。

3. 全身カジュアルすぎる「小学生コーデ」

短パン自体がカジュアルなアイテムなので、それに合わせてトップスもTシャツ、足元はサンダルやスニーカーといった、全てカジュアルなアイテムでまとめてしまうパターンです。これはまるで小学生の夏休みコーデ。年齢を重ねた男性にはダサく映ります。

大人なのに「ロゴT×短パン×スポサン」

特に、ロゴTシャツに短パン、そしてスポーツサンダルといった組み合わせは、若々しさを通り越して幼い印象を与え、見るからに「若作り」しているようでダサいです。

きちんと感の欠如がダサさを生む

どこかに襟付きシャツや革靴など、大人っぽさやきちんと感をプラスしないと、全身がカジュアルすぎてだらしなく、そしてダサい印象になってしまいます。大人はTPOをわきまえた上で、アイテムのバランスを取ることが重要です。

 

【解決策】「ダサい」を「おしゃれ」に変える短パン着こなし術

ご自身の痛い失敗談とNGパターンから導き出された結論は、まさに「おじさん」が短パンをおしゃれに着こなすための金言ばかりです。これらを集約し、「ダサい」を「おしゃれ」に変える具体的な3つの秘訣としてまとめました。

1. 「丈」と「シルエット」の最適解を見つける!

過去の失敗談で最も痛感された「丈」の長さは、短パンをおしゃれに見せる上で最も重要なポイントです。

膝が完全に隠れる半端丈や、逆に膝上15cm以上の極端なショート丈は、どちらも「ダサい」若作り感や子供っぽさを与えかねません。

大人に相応しい「膝上5〜10cm」

おじさんには、「膝が隠れるか、膝の皿が少し見えるくらい(膝上5cm〜10cm)」が、脚をすっきりと見せつつ、落ち着いた大人の印象を与えるベストな丈です。

程よいゆとりで上品さを演出

シルエットも重要です。ピチピチのスキニータイプは体型を強調しすぎ、見る人に「痛い」「ダサい」印象を与えます。一方で、ブカブカすぎるとだらしない「手抜き感」が出てしまいます。

大人の短パンは、太もも周りに適度なゆとりがあり、裾に向かってストンと落ちるような、程よいストレートシルエットを選ぶことで、体型をカバーしつつ、上品な大人の余裕を演出できます。

2. 「素材」と「色柄」で品格を醸し出す!

カジュアルすぎる素材や、派手な色柄は「ダサい小学生コーデ」に直結します。短パンがおしゃれに見えるかどうかは、実は素材感が大きく影響します。

大人のための「上質ベーシック」素材選び

スウェット素材のような部屋着感のあるものは避け、ハリがありながらも適度な落ち感のある綿麻混、上品な表情のチノ素材、あるいは少しドレープ感のあるポリエステル混など、大人に相応しい上質な素材を選びましょう。

派手さを抑えた洗練された色柄

色柄については、蛍光色や大柄なプリントなど、過剰に主張するものは避けるべきです。

ネイビー、カーキ、ベージュ、グレー、ホワイトといったベーシックカラーを基調とし、柄物を取り入れる場合も、ストライプや控えめなチェックなど、シンプルで洗練されたものに限定することで、子供っぽさや「若作り」の「ダサい」印象を払拭し、洗練された大人の雰囲気を醸し出すことができます。

3. 「TPO」と「全身のバランス」で大人の抜け感を演出!

短パンはカジュアルなアイテムですが、全身をカジュアルすぎるアイテムでまとめてしまうと、「ダサい小学生コーデ」になってしまいます。

カジュアルに「きちんと感」をMIX

大人がおしゃれに短パンを着こなすには、どこかに「きちんと感」をミックスすることが重要です。 例えば、トップスはTシャツだけでなく、襟付きのポロシャツやリネンシャツ、あるいはシンプルなオックスフォードシャツなどを合わせることで、品の良さが加わります。

足元も、スポーツサンダルだけでなく、レザースニーカー、デッキシューズ、ローファーなど、少しきれいめなアイテムを選ぶと、全体の印象が引き締まります。

シーンに合わせた着こなしでスマートに

また、公園でのバーベキューから街中でのショッピングまで、TPOに合わせた丈感や素材選びを意識することで、どんなシーンでも「ダサい」と思われることなく、スマートに短パンを履きこなすことができるでしょう。

これらの秘訣を意識することで、「おじさんの短パン」は決して「ダサい」ものではなく、夏のファッションを軽やかに、そしておしゃれに楽しむための強力な味方になるはずです。

まとめ

短パンを履くこと自体は、決して悪いことではありません。夏の軽快なファッションとして、適切に取り入れれば非常に魅力的なアイテムです。

しかし、その選び方や着こなし方を一歩間違えると、途端に「ダサいおじさん」という不名誉なレッテルを貼られてしまう危険性をはらんでいます。

特に重要なのは、「体型に合ったサイズ」を選ぶこと、そして全体のコーディネートに「清潔感ある統一感」を持たせることです。この二つの要素を軽視すると、せっかくの短パン姿も残念な印象を与えかねません。

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