【実体験】あのダサいファー付きダウンとの出会い
大学生の頃の冬、周りの友人がみんな、ボリュームのあるファーが付いたダウンを着ていて、それがすごくカッコよく見えたんです。
某有名セレクトショップで、当時のバイト代をはたいて、少し奮発してカーキ色のファー付きダウンを買いました。
フード周りにボリュームたっぷりの、見るからに暖かそうなやつ。
これさえあれば、冬の寒さも、ファッション偏差値も乗り切れる!と本気で思っていました。
早速それを着て、当時気になっていた子との初デートに繰り出したんです。
場所は駅前のイルミネーション。

こんな感じ
ダウンの下には、これまた流行りのタイトなデニムとスニーカーを合わせて、「完璧!」と自信満々でした。
待ち合わせ場所で彼女と会った瞬間、「え…なんか、思ってたのと違う」という顔をされたんです。
会話の中でも、「そのダウン、すごく暖かそうだね…」とか、「フード、モコモコだね…」とか、なんか褒め言葉じゃない違和感のある言葉ばかり。
結局、そのデートはパッとせず、次に繋がることはありませんでした。
後日、別の男友達と会った時に、そのダウンを着ていたら「お前、それホストかよ!」「なんか一昔前のヤンキーみたいで、逆にダサいぞ!」と散々言われて。
そこで初めて、とんでもない勘違いをしていたことに気づきました。
確かに、鏡に映る自分は、ファーのボリュームが顔の周りで主張しすぎて、まるで顔が埋もれているみたいでダサい。
しかも、タイトなデニムとのバランスも悪くて、全体的にアンバランスでクソダサい。
その日から、そのダウンはクローゼットの肥やしになりましたね。
痛恨の自己分析
あのファー付きダウンがなぜそこまで「ダサい男」に変貌させてしまったのか。
今考えれば、原因は明確です。
まず、ファーのボリュームとダウン自体のデザインのミスマッチが挙げられます。
当時流行っていたからという理由だけで、自分の体型や顔の大きさを考慮せずに、ただボリュームがあるだけのファーを選んでしまったのが失敗でした。
顔が小さい方ではないのに、フード周りのファーがデカすぎて、顔が完全にファーに食われていました。
まるで着せられている感満載でダサい。
ダウン自体も、カジュアル感が強すぎるデザインだったので、ファーの派手さがさらに悪目立ちしてしまったんです。
次に、全身のシルエットバランスの崩壊です。
上はボリュームのあるダウン、下はタイトなデニム。
これは、逆三角形のシルエットになって、脚の細さが強調されすぎるんですよ。
細身ではなかったので、このバランスだと、上がデカすぎて下が細い、まるで逆さまのひょうたんみたいなダサいシルエットになっていました。
全体のバランスを見ていなかったのが、本当にダサかった原因です。
そして、最も痛感したのは自分の年齢とTPOへの意識の低さです。
20代前半で、あんなにボリュームのあるファー付きダウンを、初デートという気合を入れるべき場面で着ていったこと。
しかも、きれいめなデートスポットで。
あれは完全にTPOをわきまえないダサいチョイスでした。
当時流行っていたとしても、どんな場面で着るか、自分の年齢に合っているか、もう少し考えるべきでしたね。
まさに「イキっているけど中身が伴っていない」一番ダサい状態だったと思います。
ファー付きダウン攻略法
あの日の「ダサい」経験は、僕にとって大きな教訓になりました。
今、ファー付きダウンを選ぶなら、そして着こなすなら、こんなことに注意します。
まず、ファーのボリュームは「控えめ」が鉄則です。
ファーが付いているダウンを選ぶとしても、顔の周りで主張しすぎない、毛足が短めか、取り外し可能なタイプを選びます。
あくまで上品なアクセント程度に抑えることで、全体のバランスを崩さず、スマートな印象を保てます。
もう、顔が埋もれるほどのファーは絶対に選びません。
それがおしゃれの第一歩だと気づきました。
次に、ダウンの「シルエットと素材感」を重視することです。
ダウン自体は、ボリュームが出すぎないすっきりとしたシルエットを選びます。
マットな質感のものや、光沢が控えめな素材を選ぶと、より大人っぽくおしゃれに見えます。
これなら、多少ファーが付いていても、全体の印象が洗練されて見えるはずです。
そして、コーディネートは「バランスと抜け感」が命。
もしファー付きダウンを着るなら、下半身はタイトすぎず、かといってワイドすぎないストレートめのパンツや、チノパンなどで合わせます。
インナーはシンプルなニットやスウェットにして、全体のトーンを落ち着かせます。
足元はきれいめなスニーカーか、ブーツで引き締める。
決して全身カジュアルにまとめず、どこかにきれいめな要素を入れることで、「あの頃のダサい自分」からは卒業できます。
結局、ファー付きダウン自体がダサいわけじゃない。
選び方と着こなし方を間違えると、ただの「イタい人」になるってことですね。
あの失敗があったからこそ、今の僕は、ちゃんとおしゃれを考えるようになったんだと思います。
僕が考えるファー付きのダウンを選ぶ際の対策は後述しています。
ファー付きのダウンが残念に見えるNGパターン
僕の苦い経験から学んだ「ファー付きダウンがダサく見えるNGパターン」を3つにまとめました。
これを読めば、あなたも同じ失敗を避けられますよ!
1. 顔の周りで主張しすぎる「ボリューム過多ファー」
これは僕が陥った最も致命的なミスであり、ファー付きダウンをダサく見せる最大の要因です。
顔が埋もれる「ファーに食われた」状態
自分の顔の大きさや体型を考えずに、ただボリュームがあるだけのファーを選んでしまうと、フード周りのファーがデカすぎて顔が完全にファーに食われてしまいます。
まるで着せられている感満載でダサい印象になり、せっかくのダウンも台無しです。
ファーが顔の周りで主張しすぎると、全体のバランスが悪くなり、野暮ったい雰囲気を醸し出します。
「ホスト・ヤンキー感」漂う時代遅れスタイル
必要以上にボリュームのあるファーは、一昔前の流行を彷彿とさせ、見る人に「ホストかよ!」「なんか一昔前のヤンキーみたい」といった時代遅れでダサい印象を与えかねません。
トレンドを意識したつもりが、かえってダサいスタイルになってしまうので注意が必要です。
2. 上下アンバランスな「ひょうたんシルエット」
上はボリュームのあるダウン、下はタイトなボトムスという組み合わせは、残念なシルエットを作り出し、ダサく見えてしまう典型的なパターンです。
逆三角形シルエットで体型崩壊
上半身にボリュームのあるダウンを着ているのに、下半身をタイトなデニムなどで合わせると、逆三角形のシルエットが強調されます。
特に、細身ではない体型の場合、上がデカすぎて下が細い、まるで逆さまのひょうたんみたいなダサいシルエットになりがちです。
全体のバランスが崩れると、スタイルが悪く見え、クソダサい印象を与えてしまいます。
全身のバランス無視で野暮ったさ倍増
ファッションにおいてシルエットは非常に重要です。
上下のアイテムのボリューム感を考慮せずに着こなすと、バランスが崩れて野暮ったさが倍増します。
どんなに高価なダウンでも、シルエットがダサいと、その価値は半減してしまいます。
3. TPOをわきまえない「イキってるダサい男」
ファー付きダウンを着ていく場所や場面を間違えると、おしゃれどころか「イキっているけど中身が伴っていない」一番ダサい状態になってしまいます。
デートでまさかの「ご近所感」
初デートやきれいめな場所でのデートに、カジュアル感が強すぎるファー付きダウンを着ていくのはNG。
特にボリュームファーだと、相手に「なんでこの格好で来たんだろう…」と思わせてしまう可能性大です。
おしゃれに見えるどころか、TPOをわきまえないダサいチョイスとなり、残念な結果を招きかねません。
年齢と合わない「イタイ」印象
20代前半の若さで、あまりにも派手なファー付きダウンを無計画に着こなすと、周囲からは「イタイやつ」と見られてしまうことがあります。
流行に乗っているつもりでも、自分の年齢やキャラクターに合っていないと、ダサい印象に繋がりやすいので気をつけましょう。
ファー付きダウンは選び方と着こなし方次第でとてもおしゃれなアイテムになります。
これらのNGパターンを避けて、ぜひあなたにぴったりの一枚を見つけて、おしゃれを楽しんでくださいね!
【解決策】「ダサい」を「おしゃれ」に変えるファー付きのダウンの着こなし術
はい、僕のファー付きダウンでの失敗経験を基に、どうすれば「ダサい」を「おしゃれ」に変えられるか、その秘訣を3つのポイントにまとめました。
1. ファーのボリュームは「控えめ」が鉄則!
僕が「ダサい」体験をした最大の原因は、顔を覆うほどのボリュームファーでした。
ファー付きダウンをおしゃれに着こなすには、ファーのボリューム感が重要です。
顔馴染みの良い「上品ファー」を選ぶ
顔の周りで主張しすぎない、毛足が短めで上品な印象のファーを選びましょう。
または、取り外し可能なタイプを選んで、必要に応じて調整するのも賢い選択です。
あくまで全体のアクセントとしてファーを捉え、スマートな印象を保つことが大切です。
これで、顔がファーに「食われる」ことなく、洗練されたおしゃれな雰囲気になります。
2. シルエットと素材で「大人っぽさ」を追求!
「ひょうたんシルエット」や安っぽい素材感も、「ダサい」印象を加速させました。
ファー付きダウンをおしゃれに見せるには、ダウン自体のシルエットと素材感にこだわりましょう。
すっきりシルエットで「スマート」に
ダウン自体は、着膨れしすぎないすっきりとしたシルエットを選ぶのがポイントです。
体が大きく見えすぎず、自然なラインを保つことで、大人っぽいスマートな印象になります。
マットな素材感で「高見え」を狙う
光沢が強すぎる素材は避け、マットな質感や落ち着いた色味のものを選びましょう。
これにより、チープな印象がなくなり、ぐっと高見えします。
素材にこだわることで、カジュアルなダウンも上品な大人のおしゃれへと格上げされます。
3. コーディネートは「バランスと抜け感」が命!
全身をカジュアルにまとめると、「イキっているダサい男」に見えてしまいます。
おしゃれなファー付きダウンコーデには、全身のバランスと「抜け感」が不可欠です。
きれいめカジュアルで「垢抜け」を
ダウンの下には、シンプルなニットやきれいめなスウェットを合わせ、全体のトーンを落ち着かせましょう。
ボトムスはタイトすぎず、かといってワイドすぎないストレートめのデニムやチノパンなどがおすすめです。
カジュアルなアイテムの中に、どこかきれいめな要素を取り入れることで、垢抜けたこなれたスタイルが完成します。
足元で「洗練」をプラス
足元は、ボリュームのあるスニーカーでカジュアルにハズしたり、レザーブーツなどで引き締めると、全体の印象がぐっと洗練されます。
ファッションはTPOも大切なので、シーンに合わせた足元選びも忘れずに。
これらのポイントを押さえれば、ファー付きダウンは決して「ダサい」アイテムではありません。
あなたのファー付きダウンも、きっとおしゃれなメインアイテムに生まれ変わりますよ!
まとめ
ファー付きダウンをおしゃれに着こなすには、失敗談から学んだ3つの秘訣があります。
まず、ファーは顔が埋もれない控えめなボリュームを選び、取り外し可能なら尚良し。
次に、ダウン自体はすっきりとしたシルエットで、光沢控えめのマットな素材を選ぶと高見えします。
そして、全身のバランスが重要です。
インナーやボトムスはきれいめカジュアルで「抜け感」を意識しましょう。
タイトすぎないパンツや、足元を旬のスニーカーやブーツにすることで、全体の洗練度がアップ。
これらのポイントで、「ダサい」を卒業し垢抜けたおしゃれが叶いますよ。
コメント